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周術期に発症するPAC・PVC その5 [PAC・PVC]

2. PVC
 PVCのほとんどは基礎疾患のない症例,いわゆる突発性の発症であり,経過観察とすることが多い.しかし,高頻度で心機能低下の原因となる症例,心室粗動・心室細動に移行する可能性がある症例,器質性心疾患の一症状でPVCを発症した症例では治療が必要になることがある.特に拡張型心筋症や心筋虚血などの器質的疾患に伴うPVCは生命予後を悪化させる可能性がある.周術期においても心臓超音波検査を必要に応じて使用し基礎疾患の有無を確認する.一方,周術期に特有の問題点として心筋酸素需給バランスが乱れやすいことがあげられる.自律神経系亢進・痛みに伴い頻脈が発症する. hypovolemiaや心機能の低下に伴って血圧の維持が困難となる症例も多い.さらに冠動脈の収縮・貧血・低酸素も酸素供給を低下させる要因になる.その結果,特に術前から冠動脈疾患が指摘されている症例では周術期心筋梗塞発症の可能性が高まる22).以上の理由によって周術期に治療を要する心室性期外収縮は心筋虚血に伴うことが多い.以下虚血に起因するPVCの特徴・治療について述べる.

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